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ペルソナ設計について その2

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どうも長尾です。前回に引き続き今回もペルソナ設計について。
因みにここで書く内容はハウツーや概念というよりは自分の業務を通じて思ったことや躓いたポイント、工夫している点などをアウトプットする事で自分の中で定着させていく事を目的にしているので、かなり紆余曲折、フラフラした文章になります。すみません。

はるか昔、前職の頃ですから5年程前でしょうか。私がサイトの設計にペルソナを取り入れはじめた当初、色々な書籍や海外の事例を参考に
・名前
・年齢
・居住地
・未婚・既婚
・職業
・年収
・プロフィール詳細(その人の悩み事や一日の生活シーン等を記載したもの)
など、主に個人属性を中心に結構な枚数の資料を作成したのですが、いざ出来上がったペルソナを基にクライアントとブレストを行ってみると「それがどないやねん」状態に陥りました。
いわゆる、手段が目的化してしまう典型的なパターンで、ペルソナを創る事が重要なんだ!ペルソナを作れば良いサイトが作れるんだ~と・・・。若さゆえの暴走でした。

ペルソナは何のために作るのか?

まず自分の職能や技術、作業範囲は無視して、私が顧客に対して最終的に納品するものはウェブサイトです。なので、ペルソナを設計する目的はウェブサイトを作るためです。
ではウェブサイトを分解すると大きく分けると
・コンテンツ
・デザイン
・システム
の3つの要素から成り立っており、それぞれに提供価値は何らかのコンバージョンを得る事になります。更にいうと、コンバージョンを得るためにはサイトへの集客が必要です。
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こんな感じ?MECEになってなくてすんません。

私のやるべきことは、これら各要素についてふわっとした部分を具体的に固めていく事で、そのためにペルソナを設計するわけですね(納得)。という事はペルソナに持たせるべき属性は

集客施策検討のためには?

・利用デバイス(PC,スマホ)
・主な訪問手段(検索エンジン経由、ソーシャルメディア経由、ウェブメディア経由)
・商品・サービス認知の有無

コンテンツ検討のためには?

・訪問動機
・利用意向度
・商品・サービスへのリテラシー

デザイン検討のためには?

・性別
・年代
・趣味・嗜好

システム検討のためには?

・訪問動機
・利用意向度
・ネットリテラシー

といった感じになります。

デザイン部分の趣味・嗜好って大分広い感じですが、私の場合「普段読んでいる雑誌は○○」や「暇な時に見に行くサイトは○○」といった感じでザックリと記載する場合が多いです。書籍や事例では「週末のドライブ」や「夫婦でトレッキング」などをダラダラと記載している事が多いですが、通常のウェブサイトの構築時にはあまり役にたった事はないです。(アプリやウェブサービスを開発する場合は別ですが。)それよりも具体的な雑誌名やサイト名でクライアントとすり合わせをした方が、デザインのトンマナ作成やメインコピー作成の際に参考になります。
いずれにせよ、各要素の検討を前提にペルソナに属性を持たせる事で、次のステップ(各要素の具体的な落とし込み)への取っ掛かりができるという点が重要な気がします。

次回は各属性を基に
・集客:サイト外でのユーザー行動
・コンテンツ・デザイン・システム:サイト内でのユーザー行動
・コンバージョン:リード獲得の手段
についてペルソナを基にしたシナリオ作成の具体的な内容をアウトプットしていきます。
短いですが、今日はここまで。なぜならそろそろお昼ご飯をつくらないといけないし、相変わらず背骨がとても痛いから。


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